現地の同僚と良い関係を築けるよう、とても小さな、そして簡単なことから始めてください。
海外駐在員がドイツ人、イギリス人、オランダ人になる必要はありませんが、時として同じ振る舞いであっても各国のスタンダードと全く異なる場合もあると理解しておかなくてはなりません。
実際にやってみましょう。
1. 朝出社したら顔見知りであるかどうかに拘らず、会社にいる全員に挨拶しましょう。真に迫った会話である必要はありません。エレベータや廊下でフレンドリーに「ハロー」と声を掛けるだけで全く違います。でないと横柄な印象を与えてしまいます。
2. 同僚の誕生日は社内でお祝いしましょう。例えよく知らない同僚であっても30秒ほど参加すればよいのです。(たいていケーキなど勧められます)
3. 歩く時に足を引きずらないように注意しましょう。西洋では怠惰なふるまいに見られます。子供のうちから歩く時には引きずった音を立てないよう、きちんと足を上げて歩きなさいと教育されます。
4. 風邪をひいた時などに鼻を啜るのは絶対にやめましょう。西洋では非常に不作法であるとみなされます。もちろん常に鼻をかむ必要はありませんが、病気の間はこまめに化粧室などできれいにしておくとよいでしょう。 反対に日本であまり好まれない仕事中に自席で大きな音を立てて鼻をかむことは問題ないとされています。
5. 話をする時にアイコンタクトをとるよう、心掛けましょう。もちろんじろじろと見るべきではありませんが、アイコンタクトを避けることで相手に自信が無い人 だと誤解されてしまいます。まるで花瓶を割ってしまった子供が母親の凝視を避けようとするかのように、あなたが何か隠そうとしているとさえ見られてしまい ます。